糸魚川青果卸売市場ブログ

小さな町の小さな市場よりおいしい旬の産物をご紹介いたします。

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「つけもの」ばなし

専> 先日、糸魚川市内の知り合いの方から「奈良漬け」をいただいたんです。「紫水なす」、「きゅうり」、「白瓜」だったんですが、これがおいしかった。甘み、酸味、漬けた香りなんかが混ざったすごく複雑な味で。鈍い飴色に光った「きゅうり」なんて絶品でした。

マ> その方、知ってます。大ベテランの野菜名人の方ですよね。

専> 私、以前から漬物には執着しないほうで、自分で漬けたり、探して買って食べたりすることはなかったんですね。今も浅漬けをたまに食べる程度で。今回は、これが「奈良漬け」ってもんか、っておいしさにビックリしたんですが。私の子供や妻は残念ながら苦手みたいなので、食事の度にこっそり袋から出して、一人で楽しんでいます。後でいただいた方に聞いたら、一年ぐらい漬けたものだったそうで。

ミ> 「奈良漬け」も自家製で作ってたのは、私の親世代ぐらいの世代までじゃないですか。私は「ぬか漬け」は気が向けば作りますけど、「奈良漬け」は、自分では作っていません。準備段階の塩漬け、酒粕に漬けてからも、漬け替えをしたり、などなど。尋常でない手間がかかります。以前は市場で奈良漬け用「酒粕」を小売店さん向けに販売していたものです。ここ数年「酒粕」は庭で販売してないですよね。漬ける人が減ったということなんでしょう。

ス> まあ、今は簡単な自家製漬物用商品もいろいろありますからね。

専> すごく貴重なものをいただいたんですね。皆さんは「奈良漬け」を作られてますか?

全員> 作っていません。

マ> 私は、「ぬか漬け」は作っています。

専> 私、今42歳ですけど、年とってだんだん嗜好が変わってきたのかなとも思います。30歳くらいまでは「漬物なんて、なんであんなしょっぱいものを好んで食べるんだろう」なんて思ってたクチですから。

ヤ> 「食べず嫌い」だったんですね。

専> 今回おいしい「奈良漬け」に出会って、がぜん漬物に興味がわいてきたんですが。例えば、「奈良漬け」「ぬか漬け」を漬けるとして、材料は何を使ったのがおいしいと思いますか?

マ> 「奈良漬け」なら、「きゅうり」、「白瓜」、「紫水なす」。あと「糸瓜」、「はやと瓜」なんかも。私が好きなのは、「セロリ」。二日ぐらい漬けて。これは、おいしいです。おすすめですね。

専> 何でも一年漬けるわけじゃないんですね。

ミ> 「ぬか漬け」なら、「きゅうり」、「瓜類」、「人参」、「オクラ」、「長芋」、「みょうが」あたり。自家製は「ぬか床」を毎日かき混ぜる手間が要ります。漬ける時間は半日から一日ぐらい。

専> 「奈良漬け」より手軽な感じですね。

ス> 「ぬか漬け」といえば、以前、能登で食べた「さばのぬか漬け」が忘れられません。世の中にこんなにおいしいものがあるのかって思いましたもの。

専> へえ。「加工魚」。私は、どちらかというと苦手ジャンルですが。

ミ> 「いわし」の「ぬか漬け」を「つけどめいわし」っていいますよね。廃業した関連業者のY商店さんが、樽で仕入れて小売店さんに小分け販売していたものです。「ぬか」を落としてから、焼いて食べるんですけど。

専> 「漬ける」ことで、新たにおいしさが拡がることもあるんですね。とりあえず市販のものいろいろ買って、試してみようと思います。ありがとうございました。
                    (おわり)
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